幸せとは何か?心理学で分かる3つの幸せ

幸せとは何か?

あなたにとって幸せとは何ですか?

幸せとは、人それぞれ違うものだと思います。一般的に言うと、大まかな状態としては同じかもしれません。特に日本では、みんな同じように教育されてきたことも関係しているかもしれませんね。

状態としては同じようなことかもしれませんが、瞬間でみると人それぞれ違うはずです。幸せとはなるものではなく感じるものだからです。

そして人は幸せを望んでいます。

最近は幸せに関する記事をUPしていたので、今回は私なりに幸せについて調べてみました。

幸せとは

運が良いこと。幸運・幸福。

コトバンク)

他には、心が満ち足りていること。

(ウィキペディア)

運が良いこととは、ラッキーな出来事でもあると思いますが、幸せは自分で運ぶことでもあります。そして人は、心が満ち足りている時に幸せを感じるとあります。この心が満ち足りる時は、同じ時もあれば違う時もあります。

人それぞれ自分なりの幸せってあると思います。

調べてみると幸せって本当に様々で、言葉の意味以上に深い意味があるんだと思いました。

心理学で分かる幸せ。

心理学で分かる3つの幸せ

心理学では、1990年頃から幸せの研究が始まりました。

それまでの心理学は、うつ病やトラウマを抱えた人の治療をして元の状態に戻す研究をしていました。元の状態からより良い状態になる為の研究が始まって、幸せになる為の研究に至りました。その研究結果で、次の3つの幸せが分かりました。

  • 欲望を満たすこと
  • 何かに没頭すること(フロー)
  • 意味をみいだすこと

この3つは、今となっては普通のことだと思う人もいるかもしれませんが、当時はそうではなかったのだと思います。

欲望を満たすこと

心理学で初めに研究対象となったのは、欲望を満たすことです。

一般的に1番イメージされるのも、欲望を満たすことだと思います。人には欲望があります。

3大欲求という代表的な欲望があります。

  • 食欲
  • 睡眠欲
  • 性欲

他にも財欲などがあります。

仏教では、5というものがあります。

  • 食欲
  • 睡眠欲
  • 性欲
  • 財欲
  • 名誉欲

名誉欲というのは、承認欲求のことで

  • 褒められたい
  • 認められたい
  • 悪く思われたくない

ということですね。その他でも、求めることは全て欲望になります。

相対性

ところが、欲望を満たす幸せには、弱点があります。

それが相対性です。比べて感じることです。比べて感じることを、相対的といいます。

欲望を満たす幸せは、相対的ということです。

幸せにかかわらず、比べることは、全て相対的です。

上には上がいるので、どこまで行っても欲望を満たして幸せになることはできません。

いつも不満が起きてしまいます。

好きなことに没頭すること

没頭することというのは、好きなことに時間を忘れるほど夢中になることです。

趣味・仕事・恋愛などが分かりやすいところだと思います。

心理学で、幸せについて初めに研究対象となったのは、欲望でした。その次に注目されたのが、この好きなことに没頭することです。フローとも言います。発見者は、チクセントミハイという方です。

フローを分かりやすく説明すると、アスリートが極限まで集中した時に起きるゾーンだと言われています。

没頭することの弱点

ところが、この没頭することにも弱点があります。

それは、続かないということです。その活動をしている時は、充実するのですが、そんなに長い時間続けられるわけではないということです。

意味を感じること

心理学で3つ目に分かった幸せは、意味を感じることです。

これは、何かに取り組んでいる時に、意味を感じるということです。意味を感じられるのなら、欲望が満たされなくても、幸せを感じることができる。それどころか、苦しい時でも幸せを感じられます。

例えば、仕事に嫌々取り組んでいる人と、意味を感じることによって喜びを感じている人では、どちらが幸せかは明白です。

やりがい、究極は使命感といったところでしょうか。

参考

 

以上、心理学で分かる3つの幸せでした。