マイナ保険証誤情報登録の本当の危険性とは

最近、マイナ保険証の誤情報登録が相次ぎ、問題となっている。

マイナ保険証とは、マイナンバーカードを保険証として登録することで使えるサービスのこと。

そのマイナ保険証に、他人の情報がひもずけ登録されるということが、7300件以上も確認されている。その内、病院・病気・お薬などに関する個人情報を他人に閲覧されたのが、5件以上起こっているという。

マイナ保険証の所有者だけでなく、病院側である院内もパニックとなり、問題となっている。病院側に問題はない為、病院関係者は『役所の問題ですね』と言わざるを得ない。

今のところ、誤って薬が処方されたというケースはないが、もしそんなことになれば大変なことだ。マイナ保険証の誤情報登録は、同姓同名で生年月日まで同じということも起こっているので、こういったケースにも注意しなければならない。マイナ保険証読み取り機やマイナポータルの登録情報で気付ける場合がほとんどである。決定的な違いは、名字変更や他の健康保険組合であること又は保証番号だ。

実際に、マイナ保険証の誤情報登録があった人は、総務省に説明。原因は分からず、その後デジタル省・厚労省でも同じ説明をすることになったという。たらい回しにされたにもかかわらず『対応できるか分からない』と言われたという。

酷い話だ。

その後、保証番号を調べてもらった結果、健康保険組合の職員による入力ミスであることが分かったという。

人が管理するうえでの失敗は仕方がないが、マイナンバーカードは個人情報の管理が問題視されており、それに対して政府は、セキュリティー面での安心安全を強く説明してきた。

だから、政府に対する疑問や不信感が強まったことは間違いない。

問題に対して、政府の偉いさんは、当然のことしか言っていない。まぁそう言わざるを得ない的なことだ。

そして問題の本当の危険性は、誤情報登録ではなく、個人情報が管理するものに閲覧され、それを操作可能だということなのではないだろうか…