モノをためこむのは病気かも

モノを捨てることができずに保管してしまうという方は、病気かもしれませんよ。

『ためこみ症』はメディアでとりあげられていることもあります。

『捨てることが苦手でもったいないから』とためこみ症ではないと思うかもしれませんが、それは『今は病気でない』だけかもしれませんよ。

これまで関連記事を挙げていて思ったことは、モノを捨てることができずに保管してしまう方は『強迫性障がい』なのではと感じていました。実際にためこみ現場を見たり片付けたりした経験もありますが、その背景には『うつ病』を感じたこともあります。

この記事を挙げるのにためこみ症を調べてみると、感じていたことにも原因があることが分かりました。

今回は『ためこみ症』を紹介しますので、病気ではないけど当てはまると思った方は、病気になる前に自分を見直して下さい。既になっている方は、この記事を機に病気と向き合いましょう!

ためこみ症

普通は不要だと感じるモノでも保管してためこみます。大量の新聞や雑誌、チラシや使い捨ての生活用品(お箸など)から生活ゴミまで。生活ゴミは正常な人からすれば『完全にただのゴミ』です。日常生活に支障をきたしている状態。

10歳以上から青年期までに始まることが多くて男性に多いようです。歳を取るほど症状が酷くなる傾向にあります。

周囲からは孤立していることが多く家族を失う方も少なくありません。衛生面に問題があることから本人の健康状態にも良くありませんし、少しの火で火事になることは容易に想像することができます。

『ゴミ屋敷』と言われる状態になると近隣住民に迷惑を掛けることにもなります。

趣味のモノなどを大量にためこむ、収集家(コレクター)はためこみ症ではありません。

原因

ためこみ症の方は、酷いストレスが原因で始まったり悪化していることが多いようです。遺伝的要因もかなり強いことが分かっており、約50%の方が家族にもためこみ症の方が居ることが分かっております。

特徴

捨てることもできなければ片付けることもできません。捨てることが苦痛で、モノに対して愛着があり執着心が強いです。普通は不要だと思うモノを拾ってくることもあり、周囲からは孤立していることが多いです。

性格は完璧主義、優柔不断、言い訳、注意力の欠如などがみられます。片付けられないことも捨てることができないことも性格の問題で、苦手だからとかめんどくさいからという方もおられるかもしれませんが病気の可能性もあります。

片付けられない

・ADHDなどの発達障害

・うつ病などの精神疾患

捨てられない

・強迫性障がい

モノに対する執着心や感情移入が強い

治療

病気としては分かっていないことも多くそれは治療に関しても同じそうで、ためこみ症の治療は非常に難しいことが分かっております。

強迫性障がいの症状がある方も居るのに、強迫性障がいに効く治療法がためこみ症の方にはほとんど効きません。薬物療法も認知行動療法も効果が高いとは言えず、原因は患者の意欲の低さにあると言われております。そんな中でも効果が期待できるのは

『認知行動療法の意思決定と分別』にあると言われております。これはモノを捨てるということを繰り返すことで

『捨てても大丈夫なんだ』と認識することです。

最後に

周囲からは孤立していることが多く家族を失う方もいると紹介しましたが、メディアでゴミ屋敷などを見たことがある方には容易に想像できると思います。しかしその原因はためこみ症という病気なのです。

この記事が思い当たる方や該当している方の気付きや向き合うことに繋がればと思います☆

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