術後は手が痛み、微熱がでて少しずつ上がっていった。
手は他の指を動かしても痛むので、ちょっとしたビニール袋などを開けるのも苦労した。中身の入ったペットボトルも持てなかった。
だけど痛み止めと解熱剤で、やわらげることができた。
- 尿管を外されるのは屈辱
術後、看護婦さんに尿を持っていくと言われ、驚いた。
尿意を感じることもなく出ているからだ。Nさんが尿管は楽で良いと言っていたが、その意味が分かった。
尿管をしていたのは3日目まで。
いよいよ外す時がきて、気が気ではなかった。尿管は股間から20㎝くらいの所でバイパスになっていて、取り外せるようになっている。そこで外してもらって自分で外せるのかも?と思ったが違った。看護婦さんには自分で外してもいいのか聞いたが、ダメだと言う。怒られても勝手に外しておくべきだったと後悔した…
その時がきて、開きなおるしかないと思った。
看護婦さんは外す時に待ってと言って、ティッシュをスタンバイ。外す時に尿をこぼさない為だ。股間とティッシュはいつもセットらしい。どれくらい深くまで入っているのか気になったが、僅か5~10㎝くらいで先が男性器のような形になっていた。簡単に抜けないようになっている。
痛みもなく、自分で外せると思った。
外してくれた看護婦さんは、入院中にお世話になった人の中で、1番包容力のある人だったので良かった。
外してもらった後は、少し大人になった気分だった(^-^)
やっぱり恥ずかしかったが、看護婦さんは何とも思っていないと思う?
- 住めば都
入院4日目には、不思議と違和感なく過ごしている自分が居た。本当に人は、何処でもやっていくことができる。環境が変わっても初めだけだ。すぐに順応することができる。
だから、何か始める時に不安を感じるかもしれないけど、安心してほしい。大丈夫だ。
それから、刑務所生活などもこんな感じなのかと思った。この時読んでいた、KEIの本に影響された訳ではない。管理された中で決まった生活を実際にして感じたことだ。
- ベッドは快適だった
入院中に思ったことは、久しぶりのベッドが快適だったということ。
私は10年くらい床で寝ている。
やっぱりベッドは良い。睡眠大切。
- 最後に
入院中には反省を初め、様々なことを考えた。
またタイミングがあれば、少しずつ記事にしていこうと思う。
手術するということは、亡くなる可能性もあるということが分かった。そのことをおいても、人はいつ亡くなるか分からない。
伝えるべきことは伝え、やりたいことをやろうと思った。