身体醜形障害(醜形恐怖症)

どうも、ウボォーです。

見た目容姿を気にしてしまう人の対処法で触れていますが、容姿が異常に気になって日常生活に支障がある方は、『身体醜形障害(醜形恐怖症)』という心の病気かもしれません。

この記事で分かること 身体醜形障害(醜形恐怖症)について

詳しく解説していきますので、心当たりのある方は、該当していないか確認してみてください。

身体醜形障害(醜形恐怖症)

自分のことを、醜くない容姿にもかかわらず、異常に醜いと思い込んでしまう病気。全体、あるいは特定の部位が、異常に気になってしまう。

言われてみれば、わかる程度の些細な欠点である場合が多く、美男美女であることが多い。自分の苦しみは、全て自分の容姿であると考え、手術で問題解決できると思っていたりすることもあります。美容外科、美容皮膚科に来る、10%前後が身体醜形障害の可能性があると考えられております。

8~9割の確率でうつ病を合併。原因がうつ病であることもある。

症状の特徴

  • 自分のことを、異常に醜いと思う。
  • 美男美女であることが多い。
  • いつもボウシ・マスク・サングラスでカモフラージュ。
  • 人前に出ず、1日に何度も鏡を見て落ち込む。鏡を極端に避ける場合もある。
  • 容姿を、おかしくない?変じゃない?と何度も確認してくる。
  • 外出できない様々な原因があることから引きこもる。
  • 理解してもらえないことから、人と会うのが嫌になる。
  • 何度も美容整形。歪んだ思い込みや、妄想になることも。
  • 思春期になることが多く、外出できないことで、不登校・引きこもり・家庭内暴力・リストカット・摂食障害など合併することもある。大人の場合、思春期に発症していることが多い。

ここまでが典型的なタイプとされており、他にも強迫障害・境界性パーソナリティ障害・対人恐怖症(社会不安障害)があるようです。

それから共通している考えに以下があります。

  • 自分を信じられない
  • 自己肯定できない
  • 生きてる意味がわからない

心の病は、他の病気も合併していたりするので、大変やっかいです。

原因

母子関係の影響が、もっとも大きな要因だとされております。

通常育って行く過程では、母から十分な愛情を得ることで、自分や他人を信じます。その過程の中で、母子になんらかの問題発生が起こることだと考えられております。

・子供をコントロールしようとする母親の存在。このような母親は不安を抱きやすい。

・一緒に時間共有が少ない親子。

・親の関心を引く為に、身体症状を訴える。

・優秀な親に圧倒され、劣等感から親に認められたいと思う。

・親から過剰に「可愛いい」と言われて育てられ、可愛いことが大事だと思い込む。

治療

治療は主に、精神療法・心理療法・薬物療法になります。

多くの方が、自分の症状を話さないことが多く、何年も適切に診断されないことが多いようです。

薬物療法では、抗うつ薬・セロトニン再取り込み阻害薬が有用で、認知行動療法も症状緩和に役立つと考えられているようです。

ですが、余程のことがない限り、薬物療法は行わないとされております。

主治医の先生にしっかり相談しましょう。

診断基準

  • 外見の欠点に囚われているが、他人には認識できない。できる場合でも、些細な程度。
  • 鏡で確認。過剰な身づくろい。メイクアップなどに、異常に時間がかかる。周りに変じゃないかを何度も確認。
  • 外見への執着は、臨床的に意味のある苦痛となっており、社会や仕事などでの重要な領域で、機能障害を起こす。やるべきことが出来ずに外出できない、学校に行けない、人との円滑なコミュ二ケーションがとれない。
  • 外見に対する囚われ方は、摂食障害の人が肥満や体重を心配するのとは、別。

 

参考

クリニークデュボア様 ありがとうございました。

投稿者: ウボォー

雑記なのでどんなこともUPしますが主に人間関係・メンタルに関する記事で悩まれている方の力になりたいと考えます。

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